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神社探訪-jinja's qualia-

This blog introduces jinjas and deities of Japanese.

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恵比寿神社

神社 神社-東京


恵比寿神社

所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-11-1

御祭神:大六天 (国常立神、豊雲野神角杙神意富斗能地神伊邪那岐命伊邪那美命)    

      事代主命(コトシロヌシノミコト)

 

 

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東京は恵比寿駅から少し西に歩いた先、市街地の中に鎮座しているのが恵比寿神社です。
御祭神の中には、名の通り恵比寿神と同一視される事代主が含まれています。



 

旧くから恵比寿の地を見守る恵比寿神社

 

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恵比寿駅近くの市街地内に鎮座している恵比寿神社
参拝したのは昼頃だったのですが、入れ代わり立ち代わりで多くの方が参拝されていたことが興味深かったですね。
まさに土地に根付いた社ということでしょうか。

元は駅近くに鎮座しており、社名も「天津神社」というものだったようです。
その頃から、家内安全無病息災五穀豊穣の神々を祀り、住民から崇敬を集めていました。
これが戦後に現在の場所へと移動。
さらに兵庫県西宮神社から事代主命(恵比寿神)を勧請したことで現在の社名となりました。

 

天津神社の頃より祀られる大六天


恵比寿神社は旧名・天津神社の頃より大六天と呼ばれる六柱の神を祀っていました。
ちなみに「天津神社」とは、一般に天津神を祀っている神社に付けられた社名であり、同じ天津神社といえども同じ神を祀っているとは限りません。

恵比寿神社において祀られている六柱の天津神は以下の通りです。

・国常立神(クニノトコタチノカミ)
豊雲野神(トヨクモノカミ)
角杙神(ツノグヒノカミ)
意富斗能地神(オホトノジノカミ)
伊邪那岐命(イザナギノミコト)
伊邪那美命(イザナミノミコト)

国常立神は「神世七代」と呼ばれる十二柱七代の神の最初の一柱(一代)に数えられる神です。
神世七代とは古事記において別天津神の次に現れた神々で、この頃から神々に男女の性の特徴が現れだしました。
神道の流派によっては、宇宙の根源の神である天之御中主神と同一視されることもあります。

豊雲野神古事記において国常立神の次に現れた「神世七代」の一柱です。
男女の対の相手は存在せず、国常立神と同じく独神として成りました。

角杙神神世七代において、四番目に成った神です。
対の女神として、活杙神(イクグイノカミ)が存在します。

意富斗能地神神世七代において、五番目に成った神です。
対の女神として、大斗乃辧神(オホトノベノカミ)が存在します。

伊邪那岐命伊邪那美命神世七代において、最後になった神々です。
この二柱はその後、国産み・神産みを行い、後の日本神話において大きな意味を持つこととなります。

以上が恵比寿神社で祀られている神世七代に関わる神々です。
古事記に則れば、男神としてはあと二柱、三番目に成った宇比地邇神(ウヒジニノカミ)と六番目に成った淤母陀流神(オモダルノカミ)が存在します。
しかし何故この二柱が除かれているのかは分かりません。

 

後に合祀された商売の神・事代主命


旧名・天津神社は戦後に兵庫県西宮神社から事代主命(コトシロヌシノミコト)を勧請し、社名を恵比寿神社と改めました。
新たに勧請された事代主命は海と関係が深いことから、恵比寿神と同一視されています。

事代主命大国主の子であり、大国主も大黒天と同一視されていることは興味深いです。
実際、出雲では大国主と事代主を大黒天と恵比寿神のペアとして信仰することもあるそうです。

事代主の有名な神話は、国譲りに関してでしょうか。
父・大国主高天原から国譲りを迫られたときに、実際に答えたのは事代主でした。
彼が了承したことにより、国譲りはスムーズに実現することとなります。
彼が答えたときに釣りをしていたことから、海との深い関係性が見出され、そこから恵比寿神に結びつきます。

 

参拝記録
2017/01/27

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